ディズニーランドが荒廃しスラム化した世界を描いたもう一つのDismaland

cyl 2020/08/26 告発 コメント

これらの絵画は2010年にアメリカの画家、ジェフ・ジレットにより描かれたものだ。

 ちなみにディズマランドのディズマル(dismal)の意味は陰鬱・陰気を意味する。1960年代デトロイ郊外で育ったジェフは、子供の頃ディズニーランドに憧れていたものの、10代後半で初めてディズニーランドを訪れ、その作られたユートピアの不自然さに嫌悪感を覚え30分で帰ってきてしまったという。

その後絵画の道を進むことになったジェフは、シンプルな円形の機能とグラフィックの可能性を秘めたディズニーのキャラクター、特にミッキーマウスを描画を勉強し、デトロイトの美術学校に入学したが、同時に退廃的世界や荒廃した街などに強い関心を抱くようになりインドのカルカッタの広大なスラム街に旅をした。


 そこで強烈なインパクトを受けたジェフは、自ら志願してネパールの平和部隊で2年間を過ごすこととなる。地球上で最も恐ろしい生活条件を持ったスラム街の荒廃したアーキテクチャと「生存の精神」に惹きつけられたジェフは、その後、世界各地の貧しい地域を訪問しており、それらの厳しい現実を描いた多くの作品を残している。



 ジェフは1990年初頭、ディズニーランドのあるフロリダ州オレンジ郡に活動の拠点を移しており、作られた夢の国であるディズニーランドと、現実世界の最も過酷なスラム街を融合させたこれらの作品を「ディスマトピア」として完成させた。

 地球上で最も幸せな場所と地球上で最も過酷な場所を融合させたのだ。
 







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