遠近法が使われていた!
シンデレラ城やメインストリートには 遠近法が使われています。その名の通り、遠近感を表現する方法で、遠近法は多くの箇所で見られます。
シンデレラ城までの距離や大きさはこの遠近法が使用されることで体感的により遠く・大きく感じられます。では実際にどのような遠近法が使われているのでしょうか。
遠近法①:メインストリートの道幅
エントランスからシンデレラ城に伸びるワールドバザールのメインストリート。実はこのメインストリートの道幅は一定ではありません。エントランスからシンデレラ城へ向かってだんだんと道幅が狭くなっていきます。これにより、シンデレラ城がより遠くに見えるように錯覚します。
遠近法②:メインストリートの建物、シンデレラ城の高さ
メインストリートの建物は1階から上の階に向かって、石垣や窓が小さくなっていきます。こうすることで建物が実際よりも高く見えます。また、この手法はシンデレラ城にも使用されています。シンデレラ城の高さは51メートルですが、それ以上に高く見えるのはこの為です。
一般家庭ではあまり使うメリットのない遠近法ですが、テーマパークのように壮大な世界観を演出する必要がある場面ではフル活用されているわけですね。
遠近法③:シンデレラ城の色
青系の色は後退色と呼ばれ、実際よりも遠くに見える色。シンデレラ城はこの後退色を中心としている為に実際よりも遠くに見えます。長さだけでなく色も使ってより一層シンデレラ城の存在感は大きくなっています。
まとめ
目の錯覚を引き起こす遠近法を利用することでディズニーランドはより大きく壮大な存在となっています。これら遠近法は映画でよく使用されている手法。遠近法により限られた空間をより広く見せる工夫がされているわけですね。
また、ディズニーリゾートでは遠近法の他にもエイジングという建物やプロップス(小道具)などの新しい物を古く・使い込まれたかのように見せる技術なども使用されています。
非現実的な世界観を表現する為に様々な手法でゲストを楽しませている東京ディズニーリゾート。ワールドバザールに立ち寄った際はぜひ遠近法やエイジングなどチェックしてみてください。